2008年08月06日

崖の上のポニョ

 おもしろいです。私は大好き。

 もう一度劇場でみて、あの波にもみくちゃにされたり、ゆらゆらしたりするような感覚を味わいたいです。

 「おちがわからん」とか「ストーリーが粗くて子供向け」など
いろいろな声もあるようですが、理屈でどうこういう映画では
ないと思いました。

 桃太郎のお話で「子供が桃から生まれるわけないじゃん」って
いちいちつっこんでも意味がないですよね。


 ポニョの世界は子供の世界そのものです。驚きと喜びと不安に
満ちていて、野蛮なまでに生きる力があふれている。
 もう、何も考えずにこの世界に飛び込んだもの勝ちなのではないでしょうか。

 
 
 躍動感と生命力に満ちた作品ですが、一方で不思議と死の気配
を感じる作品でもありました。特におどろおどろしいものが出てくるわけではありませんが、水中に沈んだ老人ホームで笑いさざめくおばあさん達、船の墓場、誰もいない暗いトンネル・・・。
 この死の気配は、怖いというより夏によく感じる身近な気配です。
 強い日差しの下、セミの死骸が転がっていたり、
 お盆にはご先祖の霊を迎えたり・・・。

 生と死が背中あわせで回りつづけている事を思い出す夏という
季節にぴったりの映画です。

 今回CGなし手描きにこだわった映像は、涙がでるほどすばらしいです。背景の絵の美しさ。うねり押し寄せる波、海の中の風景。
 登場人物の表情の豊かさ。

 美しさ、かわいらしさと同時にちょっと不気味なのもすばらしい。

 息をのむほど美しい海の中の風景、でも泳いでる生き物はけっこう
グロテスクですし、かわいいポニョの妹達も、うじゃうじゃいて少し
気持ち悪い。ポニョだって人面魚ですからねぇ。
 
 美しく、恐ろしく、底知れない不思議を秘めている
宮崎アニメでしか描けない、本当の海をみました。
 

 もちろん、今回も食べ物は重要なシーンにでてきます。
 ぜっっったいラーメン食べたくなりますよ。

 どなたも是非見るべきとは思いませんが、あまりいろいろ考えずに
波に揺られてみるのもいいのでは。

posted by たへ at 22:32| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うむ、いいおとぎ話。
あの海の力が増殖して、波の上を走るポニョがメイちゃんにも見えて可愛いかった。

いろいろ汲み取れますね。経験や感性で色んな方向に。だから絵本みたいな創りに敢えてしてみた。海も綺麗かった。
と、愛です。シンプルですが、そうすけとポニョの愛、それぞれの両親の愛、とそれを許す親子愛。に勝るもの無し。
Posted by タワワ at 2008年08月08日 01:58
>タワワサマ
 まさしく愛ですね。
「ポニョ、宗介好き!」
「うん、ぼくも好き!」
要するにこれが内容のすべてかも。
Posted by たへ at 2008年08月09日 00:18
はい、愛こそすべて。

昨日、12時過ぎにミズオチ夫婦から電話が鳴り、ショップカードを作り直したいと。の相談、昨日でなくてもいいのに、外出ついでに寄ったら、夫婦がポニョについて熱い談義中。閉めてから1本空けてて(の前からどうせ飲んでるけど)、ワタシも混ざって…帰宅は4時でした。
Posted by タワワ at 2008年08月09日 12:08
>タワワサマ
 それで、昨日もポニョポニョ歌ってたのか・・。とりあえずポニョの物まねを披露して帰りました。私は1時前には帰ったよ。
 えっへん。自由ヨメ。
Posted by たへ at 2008年08月11日 23:51
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