小説の映画化です。
小説も映画も、倫理観や薄っぺらい正義では割り切れない
重い問題を扱っているのに、あたたかい気持ちにもなる不思議な
作品です。
公開前に、森 淳一監督が番組に出てくださったこともあり、
楽しみにしていました。
監督は地方ロケをできるだけ行う事で、地元の人に映画に参加して
もらいたいという考えの方で、今回も仙台でのロケが中心になっています。とても気さくにお話をしてくださった森監督。
特に、桜をバックに登場人物が二階から飛び降りてくる大切な
シーンにはこだわったということで、本当に映画らしい
美しさと不思議な静けさに満ちた場面になっています。
監督いわく「これは、家族の愛の映画です。」。
切なさと破裂しそうな緊張感を独特のユーモアで包み込む
不思議な伊坂ワールドが、きちんと映像化されていました。
加瀬亮と岡田将生が兄弟役を演じています。
二人の間の、つかず離れず、でもつながっているという微妙な
空気感が本当の兄弟のようでした。
さすが加瀬亮さん、といった所ですが、弟役の岡田将生さんも
若い野生動物みたいにしなやかで、美しく、繊細で不安定な
雰囲気がでていて、この役にぴったり。
えらそうな事をいえば、台詞の言い方とかは、きっとこれから
なんだろうな〜、と思う部分もありましたが、
顔をいいからだいじょうぶ!
美には・・有無をいわせぬ説得力があると思います。
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人の陰と陽を見た気がします。
「重い」
一言で言ってしまえばそうなんですが、その中でも温かさとか家族の絆の強さとかそういうものにぐっとくる作品やったと思います!
加瀬亮が好きなんです。
あと気になったのは小日向さんの髪の毛がふさふさだったこと・・・。
本当に、陰と陽は一人の人の中に同時に
存在するな、と感じたよ。
しかもどこまでが陰でどっからが陽なのか
境界はあいまい・・。
小日向さんの毛・・・・CGの粋を集めたのか?