2008年01月09日

いのちの食べかた

 話題のドキュメンタリー映画です。

 誰もが口にする肉や魚、野菜がどのように作られているか。
食料の需要に対するために大規模化、機械化せざるを得ない食糧生産の現場に迫る。

 というとなんか告発映画みたいですが、全く違っていて、
音楽もナレーションもなく淡々と、食糧生産の様子とそこで働く人々が
映し出されます。

 飛行機でまかれる農薬や、ベルトコンベヤーに吸い込まれる大量のひよこ、豚や牛の屠畜現場などショッキングにとらえられがちな映像が続きますが、作品の中でそれが良いとも悪いともしていないところがよかったです。

 どのような感想をもつか、どのように受け止めるかは
観た人に委ねられています。

 レビューをみても本当に十人十色の感想です。

 私は、みているうちにだんだん静かで敬虔なきもちになりました。
もちろん、あんまりまじまじと見たいものではない場面もあるんですが、
「うん、こういうので私はできているんだな」という感じ。

 生き物のいのちをいただいていることを実感すると同時に
そこで働く人の日常にも触れることができます。

 屠畜場で働く人、地底で岩塩を掘る人、いろんな人の簡素な食事の場面。
ラストは、血液と脂でべたべたの機械をきれいに洗浄して一日の仕事を
終える場面です。
 明日の仕事のために、作業場をきれいにしていました。

 今日もあの人たちは、いきもののいのちと直接むきあっている。

 そう思うと静かで敬虔なきもちになりました。


 

 
posted by たへ at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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