2008年05月30日

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

 これは、すごいです。
 3時間10分、長いとは感じませんが、緊張感がつづくので
とてもつかれます。これを70超えた監督が撮ったとは。
若松監督の魂がこもった映画。気合いをいれてぜひみてください。

 前半で60年代から70年代にかけての安保闘争や、学生運動の流れについて説明があります。、私の世代にはあまり耳慣れない言葉が
たくさんでてくるので、少しとまどうかもしれませんが
常識程度に、その時代がどんなものか知っていればだいじょうぶです。

 共産主義革命を信じ、すべてを賭けたはずの若者たちが、
いかにして、山中のアジトでの同志殺し、あさま山荘での銃撃戦に
いたったのか。
 むろん、映画の中に答えはありません。
 
 思想と理想と現実との乖離、暴力の正当化、人間の脆さ・・。
40年ほど前のこの事件は、まだ終わっていない。
 21世紀になっても、背景にある問題も解決していないと
感じました。
 
 滑稽なほど真剣で、情熱的で、身勝手な若者達。
 演じた出演者がほとんど無名の俳優であることも手伝って
息苦しいほどのリアリティがあり、凄惨なリンチの場面などは
自分もその場の片隅でみているような臨場感がありました。
 そして、坂井真紀さんは、やはりすごかった。
女性リーダーの永田洋子を演じた女優さんも、すばらしかったです。

 若松監督は、何年か前、一度番組に来てくださったことがあります。
正直そのときは「活動家」っぽいイメージがあり、風貌もかなり
こわっっという感じでちょっとびびってたんですが、
お話ぶりは、おだやかでかつ重みがあるすばらしい方でした。
 
 そうはいってもこの映画を観る時は、実際、赤軍派のメンバーとも親交のあった若松監督なので、そちらに肩入れした内容だったり、「あの頃は熱かった」的なノスタルジー映画だったらいやだな〜などと思っていた私ごときの小賢しい思いこみを激しく反省。

 平日の昼間にしては、人が入っていました。時間的なこともあるとは思いますが、16人ほどの観客で事件当時生まれていないのは
私だけ。おそらく当時20代か30代だった方ばかり。
 身を乗り出して観ている方もいました。
 時代の空気を吸っていた人はどう感じたのか、聞いてみたかったです。
 事件をおこしたメンバーと同じ20代の人にもぜひみてほしいです。
 
 
posted by たへ at 23:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月27日

ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛

 一作目より、スペクタクル。スピード感もあり、大画面で
みたい映画です。150分ありますが、長さを感じませんでした。

 馬で疾走するシーンや、上空から城攻めをするシーンなど
迫力があると同時にナルニアの美しい風景を堪能できます。

 ちょっとストーリーに荒さがあるかな、とは思いますが、
十分に楽しめます。

 カスピアン王子はなかなかハンサムくんだし。
原作ではもうちょっと少年だったような気がしますけど。

 自然と人との共存とか少年から大人への旅立ちとか、いろいろなテーマが描かれているともいえるかも。


 あと・・・ちょっとというかだいぶ「ロード オブ ザ リング」とかぶってるぅ。ナルニアにもエント族いるんや〜。て感じです。

 まあ、どちらの原作もヨーロッパの様々な伝承が下敷きになっているすばらしいファンタジーであることはたしかです。

 おもしろかったです。観て損はしません。
 特に異種交流譚の好きなあなた・・。
posted by たへ at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月07日

あの空をおぼえてる

 かなり泣いてしまいました。
べたべたしたお涙ちょうだいだったらいやだな〜と思ってみたんですが
品のある映画でした。
 
 突然、大切な家族を失うという恐ろしい悲劇に見舞われた
家族の、喪失と再生が描かれています。

 映像もきれい。途中に挿入される出久根育さんの絵も
すばらしかったです。

 子役もよかった。
 特に子供のいる人は目の前にワイパーがいるかもしれません。

 竹野内豊はやはりかっこいいだけの俳優さんではないな〜と。
 味のある人です。

 とかいいつつ、エンドロールの映像をみながら
 かっっこいいなぁ〜。とためいきです。
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2008年04月18日

ブラックサイト

 サイトへのアクセス数にあわせて、殺害装置が作動し拉致された人の死が早まるというしかけをした殺人サイト。何万人もの閲覧者を共犯に、しかも殺害の様子をライブ映像で流すという非道な犯人をFBIのサイバー犯罪捜査官が追う・・。

 姿の見えない猟奇殺人犯をFBIの女性捜査官が追う、というのは
「羊たちの沈黙」を思わせますが、あれほどの謎解きのおもしろさや
緊迫感はありません。ネットを使って、ただ好奇心でサイトをみる人に
殺人を手伝わせるというのが新味で、はがゆいような、そらおそろしいような気持ちにさせられます。
 ただ、ネットでの殺人中継はともかく、ものすごく大がかりな殺害装置をいろいろ用意していたり、移動が異常にすばやかったりと、
それは犯人の兄ちゃん一人では、ちょっと無理では・・・。と思えるなどサスペンスとしては荒い点もありました。

 映画としておもしろくないってわけではないんですが、殺害方法があまりに残虐で、みた後なんかいや〜な気分が残ります。
 犯人の非道さを強調する点では成功なんでしょうが、生理的にちょっと。
 それと、ラストがちょっとあっけない。最後は体力勝負かいっって
感じでした。やはり、サイバー犯罪には頭脳で打ち勝ってほしかった。

 久しぶりにみたダイアン=レインは、年とってたけどかっこよく老けてました。
posted by たへ at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サラエボの花

 よい映画です。ぜひいろんな人にみてもらいたい。
シネマクレール丸の内で25日まで。

 20万人もの死者をだしたボスニア紛争から10年余り。
紛争の傷跡の残るサラエボを舞台に、心に傷をおいながら生きる
シングルマザーと思春期の娘との物語です。

 10代を紛争のただ中で過ごした32歳の女性が監督した作品です。
以前みたイランの女性監督の作ったペルセポリスもそうでしたが
 実際に起こった悲惨な出来事をセンセーショナルにとりあげるのではなく、その中で生きる人々の日常と心の内を丁寧に描いています。
 しかも情緒的になりすぎずお涙ちょうだいにはしていません。

 特にショッキングな場面があるわけではないのに、だからこそ、
争いの虚しさ、日常を奪われた人の痛みが心に沁みてくる映画です。
 同時に、女性のたくましさ、生命を愛する力の
強さも感じられ、あたたかい気持ちにもなれました。
posted by たへ at 22:06| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

全部、フィデルのせい

 ポスターのかわいい女の子がフィデル?と思ってたら
全然違う。フィデル=フィデル・カストロ!

 なかなかイカした映画です。

 1970年代。キューバにはカストロ政権。チリにも共産主義政権が誕生しそうになっている。一方スペインではフランコの独裁がつづいて
いた。そんな時代のフランス。
 9歳(ぐらい)の少女アンナはミッション系の学校に通う
おしゃまなお嬢様。パパは弁護士、ママは雑誌記者。やんちゃな弟フランシス。小さい頃から世話をしてくれる乳母のような家政婦さんに囲まれた、アンナの完璧な毎日は、パパが共産主義に目覚めた事から
一変!狭い家に引っ越し、出入りする変なひげのおじさん達、大好きな宗教学は受けさせてもらえない・・!
 さあ、どうするアンナ!


 ・・・といっても子供なのでふくれっ面で抗議する以外には特に
どうすることもできないんですが、この子のふくれっ面がかわいい。
 そして、大人を立ち往生させる子供の鋭い観察力。

 子供の視点で描かれているので、親の心情や時代背景が詳しく描かれるわけではないんですが、おぼろげにわかっってくる。
 このおぼろげな感じが、まさに子供時代。

 子供の頃って親や周りの会話を断片的にきいて、
自分なりに「ふむ。この話は
触れてはいけないのだな。」とか「なんかのっぴきならない事が
おきているよな・・。」とか考えて
だんだん物事の輪郭がみえてきた気がします。

 とにかく、無力でパワフル、傷つきやすいのにしたたかな、子供というものがきちんと描かれた映画だと思います。
 シネマクレール石関で。もうすぐ丸の内で。

 アンナの鋭いお言葉
 「パパは、団結と人まねを間違えないの?」

posted by たへ at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月30日

バンテージポイント

 わりとおもしろかったです。90分と短いのがいい。


 スペインで演説中、アメリカ大統領が何者かに狙撃された!
シークレットサービスのバーンズは、目撃者やテレビクルーの撮影した
映像から犯人を追う。

 8人の関係者の視点から、描かれるアクションサスペンス。
何度も時間が巻き戻るのは、木更津キャッツアイ風?

 あえて登場人物のバックボーンやテロリストの目的などには
迫らず、謎解きとアクションに徹しています。
 特に前半は緊張感があり見応えがありました。

 後半のカーチェイスもすごいんですが・・・ちょっとデニス=クエイド演じる初老のSPバーンズが、ダイハードすぎる。
 まあ、映画だからいいんですが。その軽傷はありえない。

 そして、これまた、映画だからいいんですが・・・

 カーチェイスで、街壊しすぎ。通行人絶対20人は、はねてるよ。
米大統領のためなら、スペイン市民はどうでもいいのか〜。と
ちょっと感じてしまいました。
 
 そんな事いってたらアクション映画は作れない、とは思いつつ。


 
 
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2008年03月04日

エリザベス ゴールデンエイジ

 よかったです。ケイト=ブランシェットは確かにすばらしい。

 一人の女性として揺れ動きながらも、あくまで女王でいることの
苦悩と恍惚が描かれていました。

 次々着替えるドレスもため息ものの美しさ。
お金と手間はかけるもんだなぁ、と感じます。

ただ、スペイン無敵艦隊との戦いが、あっけなかったのが残念。
当時の世界最強スペイン海軍を新興イギリス海軍(海賊に近い)が
どのように破ったか、もう少し迫力のある映像にしてほしかったです。たんにスペインが油断してて、風向きがよかったから、みたいにみえてしましました。
 文字通り、その後の世界を変えた戦いにしては、おそまつ。

 ローリー卿役のクライヴ=オーウェンは、あんまり好きな役者さんではありませんが、今回はまあまあ。
 
posted by たへ at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月24日

ライラの冒険 黄金の羅針盤

 試写会でみました。

 3部作の1作目ということでおれから盛りあがるんだろうな、という
感じですが、楽しめました。

 ライラの世界は、私たちの住む世界と似てるけど異なるパラレルワールドという設定です。映画の最初からカタカナの「ライラ用語」がたくさんでてくるので、とまどうかもしれませんが、あんまり気にせず観てるとなんとなくわかってきます。
 
 登場人物が全員動物を連れてるのは、ペットじゃなくって「ダイモン」。その人の魂が動物の守護精霊の形をとっているものということが
わかってれ大丈夫です。まさにJOJOでいうところのスタンドのような
存在ですね。


 主人公ライラ役のダコタちゃんが、いい!かわいらしいというより
小憎らしくて野性味のある魅力的な少女です。
 予告編のインパクトでライラ=シロクマだと思っていた人が
いた・・・。ちがうよぅ。

 そしてライラの友達ビリー少年のお母さんが
 ジャガー横田!・・・に似ていた。
 一緒にみていた音響スタッフOくんは「ダッダーン!ボヨヨン
ボヨヨン」の人に似ているといっていました。
 いずれにしても屈強な母でした・・・。

 そしてニコール=キッドマン。
「しゃなり、しゃなり」という擬態語が服を着て歩いているような
美しい登場シーンでした。
 
posted by たへ at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月12日

チームバチスタの栄光

 原作の小説に魅了された私にとっては、ちょっと残念な映画でした。
小説と映画は別物、比較するのは意味がないとは思うものの・・。

 ただ原作を読んでない人はわりとおもしろかったといっていたので
決して映画として全く楽しめないというわけではありません。
 ぜひ観て判断してください。1800円はちょっと・・。
1000円かレイトショー1200円の時にどうぞ。
 
 以下私にとっての残念ポイント
 
 まず、主演が竹内結子さんだったことです。決して嫌いな女優さんではないんですが、この映画では魅力は発揮されません。
 狂言回し兼ワトソン君的な役所で、原作では男性の医師でした。

 大学病院の出世争いからは距離を置きながらも、独特の存在感をもつ
心療内科の講師という設定でしたが映画では、単におどおどした
とろい女医さんが阿部寛の後ろをちょろちょろしているという
感じで残念。登場人物のキャラクターが作品の大きな魅力だったのですが映画ではどの人も描かれ方が薄っぺらかったです。
 主要キャラが全員男では絵的にむさくるしいという気持ちもわかりますが、連ドラではなく映画ですから。しかも女医にした意味もあんまりないし。

 そして小説ではページが勝手に進んでいくような迫力とスピード感があったんですが、映画はあまりテンポがいいとはいえず謎解きのおもしろさが、半減したのが残念。
 
 最後に
 難しい心臓手術をサポートする看護師が手術中に大声で泣きじゃくったり、いくら心療内科医だからって手術に立ち会う時に大学ノートと
ペンで手術の様子をメモったり、事件解明のために手術前に薬をすりかえたり(こんな陳腐な解明の仕方は原作ではしてません)・・。

 ちょっと!ありえな!という場面続出でしらけました。

 映画は映画で別の作品。違ったアプローチで新たなおもしろさを
作り出してほしい。でも原作の骨の部分はしっかりおさえてほしいですね。
  
 男同士の骨太でかつユーモアもある医療ミステリーが
なんだかナヨナヨした映画になっちまったな〜という感想です。
posted by たへ at 22:43| Comment(5) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月31日

転々

 単調だな、と思う人もいるかもしれませんが、
私は好きな映画です。時効警察ネタは必要なかったような
気はしますが。

 はずみで妻を殺してしまった借金取りの男(三浦友和)が自首するまでの散歩に、金につられてつきあうことになった学生(オダギリジョー)。二人の東京散歩は、いろいろな思いを呼び起こして・・。


 ユーモアと切なさと、動かしがたい現実が同居する不思議な
映画でした。画面からピカピカではない東京の本当のにおいが漂うような。

 いやぁ、小泉今日子さんは、いい女です!
 どんどん魅力的になっていきますね。
 「夜明けのミュ〜〜」って壊滅的な音程で歌ってたことなんて
もうみんな忘れてますよね!
posted by たへ at 20:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月27日

テラビシアにかける橋

 試写会の仕事でみたんですが、少年の心の成長を
描いたとてもよい映画でした。


 ポスターをみるとファンタジーのようですし、児童文学の映画化
ということで、子供向けと思わずにぜひ観てください。
大人のほうが心にしみる映画です。

 「誰にも理解されてないんじゃないか」と孤独を感じたり
自分の親がわからずやでつまらない存在におもえたり・・。
 子供の頃に感じた不安やいらだち、友達への思い、家族への複雑な
気持ち・・。いろんなことを思い出せる映画です。
感傷的なお涙ちょうだい映画ではありませんが、自然と涙が
でました。 最前列で首の痛みをこらえながら涙する私と音響スタッフのお兄さんでした・・・。
 
 ストーリー (これから観る人は読まない方がいいかも)

 「(日本だと小5くらい)ジェスは、絵が得意で想像力豊かな少年。
でも家は子だくさんで貧しく、内気なところがあるため学校でも家でも
居場所がないように感じていた。そんなある日、ユニークな転校生の少女レスリーと出会い、理解しあえる同士のような関係になる。
 近くの森を想像上の架空の国テラビシアに見立て、想像の世界であそぶうち、二人のイマジネーションはどんどんひろがり、絆も深くなっていった。 そんな二人を思いもよらない悲劇が襲って・・・。」

 辛い出来事を受け止めきれず自分を責めるジェスを、父親が
しっかりと抱きしめる場面はわすれられません。普段は、現実的で
無口。絵の好きな息子の誕生日に車のおもちゃを買ってくる(しかも
安物ですぐ壊れる)ようなお父さんですが、不器用でも子供を深く
愛してるというこどがぬくもりと共に、スクリーンから伝わってきました。
 その他いつもは口うるさい先生の涙・・。

 完璧で理想的な大人なんていないけれど、いろんな人と関わって
成長していく少年の姿は、CGを使ったすばらしい映像より美しく
感じられました。
 
レスリー役のアナソフィア=ロブ。チャーリーとチョコレート工場の
ガム噛み少女の時と全然違う!役者やのぅ。
 

 地味だけどいい映画です。岡南と倉敷のシネコンで上映中。
 
 

 
 
posted by たへ at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月12日

ナショナルトレジャー リンカーン暗殺者の日記

 今回の一番のドキドキはやっぱり主演のニコラス=ケイジが
びしょ濡れになるところでしょうか・・。か、髪が・・・。

 歴史謎ときのおもしろさが少なく、カーチェイスとか遺跡からの脱出が
メインだったので、前作のほうが私は好きでした。

 母親の言語学者を演じたヘレン=ミレンはやっぱりかっこいい。
 クィーンの時とはまったく違うイメージなのが、さすが名優です。

 しかし、つくづく今まで王族がいたことのないアメリカ人にとって
 大統領こそが王様なんだなぁってハリウッド映画みるとよく思います。
 
 大統領が許せばALL OK。
 「よいよい。余が、許す。」
 「はは〜っ。かたじけない。」
 ・・・・・みたいな感じです。
  
 
posted by たへ at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

2007年の映画

 シネマクレールで2007年1月から12月までのランキングを募集
していたので、一年で何本映画みたか数えてみました。

 34本。微妙・・。めっちゃ映画好きというには少なく
         普通よりは多いという数字でしょうか。

 けっこう観たいと思って見逃したのもおおいですね。

  極私的な2007映画ベスト5

 1 キサラギ  
 2 アヒルと鴨のコインロッカー
 3 パンズラビリンス
 4 ドリームガールズ
 5 善き人のためのソナタ

 特に順位はありませんが、印象深いものを並べてみました。
 今年は「チャーリーとチョコレート工場〜」みたいな
 忘れられないほどおかしな映画がみたいな。

 で 2007年「B級大賞」は
 スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ

 いやぁ〜。あれほどのキャストを集めてこのB級ぶり。
佐藤浩一自身が、最高のB級映画です。と断言していただけのことはあります。
 人にお勧めはできませんが、私はけっこう好きでした。
 伊勢谷友輔の美しさですべてが許せる。
 
 そして、エンディングに流れるさぶちゃんの歌!
 日本の宝です! 
 
 
 ついでに極私的ワースト映画。
 
 プレステージ

 天才マジシャン同士の対決なのかと思ったら
 結局全然トリックなくて、オカルトおち!?
 なんじゃ、そりゃ!でした。

 肩透かしをくらわすなら、「宇宙戦争」級の肩透かしなら
 まだ笑えたのに・・・。

 
 あくまで私の好みで勝手なことを書かせていただきました。
 今年もいろんな映画にであえますように。         
posted by たへ at 21:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月09日

いのちの食べかた

 話題のドキュメンタリー映画です。

 誰もが口にする肉や魚、野菜がどのように作られているか。
食料の需要に対するために大規模化、機械化せざるを得ない食糧生産の現場に迫る。

 というとなんか告発映画みたいですが、全く違っていて、
音楽もナレーションもなく淡々と、食糧生産の様子とそこで働く人々が
映し出されます。

 飛行機でまかれる農薬や、ベルトコンベヤーに吸い込まれる大量のひよこ、豚や牛の屠畜現場などショッキングにとらえられがちな映像が続きますが、作品の中でそれが良いとも悪いともしていないところがよかったです。

 どのような感想をもつか、どのように受け止めるかは
観た人に委ねられています。

 レビューをみても本当に十人十色の感想です。

 私は、みているうちにだんだん静かで敬虔なきもちになりました。
もちろん、あんまりまじまじと見たいものではない場面もあるんですが、
「うん、こういうので私はできているんだな」という感じ。

 生き物のいのちをいただいていることを実感すると同時に
そこで働く人の日常にも触れることができます。

 屠畜場で働く人、地底で岩塩を掘る人、いろんな人の簡素な食事の場面。
ラストは、血液と脂でべたべたの機械をきれいに洗浄して一日の仕事を
終える場面です。
 明日の仕事のために、作業場をきれいにしていました。

 今日もあの人たちは、いきもののいのちと直接むきあっている。

 そう思うと静かで敬虔なきもちになりました。


 

 
posted by たへ at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月02日

ボーンアルティメイタム

 さほど期待せずに観た一作目で、気に入った
ジェイソン=ボーンシリーズの三作目。

 アクションがパワーアップして見所も多く、ボーンがついに記憶と
自分自身を取り戻して行く爽快感も楽しめます。

 贅沢を言えばもうちょっと巨悪や陰謀があってもよかったかな。
ボーンがちょっとダイハード過ぎる感もありましたが、
おもしろかったです。

 丁寧に作ってあるのはもちろん、主演のマット=デイモンの地味な
見た目でリアル感が増している(と私は思う)このシリーズ。
 だって工作員がジェームス=ボンドやエロイカの鉄のクラウスみたい
だったら目立ってしょうがないですよね〜。

 本当にどこにでもいそうなアメリカの兄ちゃん(ださめ)という雰囲気のマット=デイモン。すばらしいキャスティングです!
 「太陽がいっぱい」のリメーク「リプリー」でも彼の地味な見た目と演技力が光っていました。

 シリーズの最初と最後の場面が同じなのが、おされ。
ボーンの人としての再生がよくあらわれていました。
 

 


 

 
posted by たへ at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月08日

ミルコのひかり

 
 派手ではないけれど、見た後気持ちよくなれる映画でした。


 1970年代始めのイタリア。映画好きでやんちゃな10歳の少年
ミルコは、事故で視力を失ってしまう。
 当時のイタリアの法律では、目が不自由な子供は普通学校に通うことができず、家から離れた全寮制の盲学校に転校することになる。

 現実を受け入れられず、心を閉ざしがちなミルコは、ある日
テープレコーダーをみつけ、生活の中にある様々な音に興味をもち、
拾い集めるようにいろいろな音を録音しはじめる。
 彼の優れた聴力と想像力に、教師や同級生も心ひかれはじめ・・・。


 実在するイタリアのサウンドプロデューサーの体験に基づく映画です。ちょっと登場する大人の描かれ方が、簡単かな(校長は保守的で、若い先生は味方といった感じ)とも思いましたが、
だんだん生き生きしてくる子供たち表情がすばらしいです。

 また、音を拾ったり、作り出したりして物語を作る様子が、
楽しいです。
 なつかしの6ミリテープとデンスケとほぼ同じ大きくて不恰好な
テープレコーダーが登場しますよ。
 
 私はラジオの仕事をずっとしているので余計におもしろかったのか
もしれません。
 6ミリとデンスケで仕事をした、おそらく最後の世代でしょう。

 それにしても 
 普段、見えていても気がついていない事のなんと多いことか・・。

 シネマクレール丸の内で上映中。


 
 
posted by たへ at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月23日

アヒルと鴨のコインロッカー

 予告編をみて軽い青春コメディなのかな〜と思っていましたが、
全然ちがう!

 予想外に骨太で切ない、いい映画でした。

地味だけど、観てよかった。シネマクレール石関で今週末までなので
どうしよかな、と思ってる方はぜひぜひご覧ください。

 ちょっと展開が強引?と思える部分もありましたが、きっと
原作の小説だと登場人物の気持ちがもっと細かく描かれていたのではないかと思います。
 
 でも濱田岳、瑛太、の演技がその辺りをカバーしていてあまり気にはなりませんでした。

 あまり予備知識なしにみたほうがよい映画だと思います。
 いやあ、私はみてよかった。
 M、すすめてくれてありがとう。
posted by たへ at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月15日

パンズラビリンス

 すばらしい映画だと思います。
 恐ろしくも美しい映像。
 主人公の少女の演技も自然でひきこまれました。

 フランコ独裁政権下、少女オフェリアは、母親の再婚相手の軍人の
もとにやってくる。臨月の母の体調は悪く、冷徹な軍人である新しい義父は間もなく生まれる我が子にしか興味がない・・。
 つらい日々の中、いつしか少女だけに幻想の世界の扉が開かれて・・。

 というとナルニア国物語みたいなんですが、そんな生やさしい物語ではありませんでした。(ナルニアはもちろんすばらしいですし大好きですが、話の種類が全く違う)

 ここからは映画のラストがわかるので、これから観る方は
 ご注意くださいね。ラストを知ってても
 価値の下がる映画ではありませんが、やはり新鮮な気持ちで・・。


 現実と幻想が縦糸と横糸のようになって、一つの物語をつくりあげているんですが、幻想の世界も甘いものではなく、ほとんど悪夢。
 それでもその幻想にすがろうとする少女の孤独で不安な心が
痛いほど伝わってきます。

 ラストは、あまりにも辛くて涙もでません。
 少女が最期に浮かべる静かなほほえみが哀しすぎます。

 R12指定がついていたと思いますが、確かに子供には
ここまでつらい気持ちになる映画をみせる必要はないと思います。
 逆にいえば、大人はみるべき映画です。

 子供は、やはり大人の都合にはあらがえない。
だからこそ大人には子供を哀しい目にあわせないようにする責任が
あるな、と見終わってしばらく落ち込んでから改めて思いました。

 決して説教臭くはなく、みごたえのある作品です。

 今も世界中で、大人の都合で命のやりとりをされる子供達が
たくさんいる。だから
せめてスクリーンの中では幸せになってほしかった。
 というのは、それこそ甘ったるいファンタジーだとわかっては
いるんですが・・。
posted by たへ at 23:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月10日

ハリー=ポッターとトイレの宇宙人

 ハリー=ポッターと不死鳥の騎士団みました。

 ちょとだけネタばれありです。

 原作ファンとしては映画はダイジェストだと思って、
映像と子役(もう子ではないけど)の成長を楽しむというスタンスでしたが、今回はよくまとまっていて、テンポもあり
ここ3作の中で一番楽しめました。

 すっかり成長したラドクリフ君もハリーの思春期のイライラ爆発ぶりを
リアルに演じてました。最後まで同じキャストで行くと決定してうれしい。
 脇役の子もだんだん大きくなっていくのがいいんですよね。

 いやあ、それにしてもハリーの初キスが思ったより長くて・・。
「け、けっこうじっくりするのね」と母さんちょっとドキドキしちゃった。
  

    で、  その後

 東宝シネマズ岡南のお手洗いで宇宙人と遭遇!


SN380207.jpg


 
 リトルグレイ・・・・?!



 探してみてください。奴らは男子トイレにも降り立っています。


 洗面台の蛇口のすぐ横が奴らの生息地。



 押したら液体石鹸を吐き出す危険な奴らです。
posted by たへ at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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