2007年08月03日

キサラギ

 話題のキサラギを試写会のお仕事がてら観ました。
 かなり楽しみにしていましたが、期待以上のおもしろさです!

 見終わった後、「やられた〜っ。」という気持ちのいい敗北感が。


 C級アイドル如月ミキの自殺から1年。ファンサイトの常連5人が追悼会をする。ミキの魅力について語り合ううち、自殺に対する疑念が
わきあがり、彼女の死の真相について妄想推理バトルがはじまる。

 文字通りの密室会話劇で、本当に5人の男が部屋の中でしゃべってる
だけです。場面の転換もなし。回想シーンも最小限です。

 なのに、全然だれることも単調になることもないのは
脚本と役者がすばらしいからです。

 ドランク塚地も含めて舞台で鍛えられている人は違うな〜と感じました。小出恵介もみるたびに違う役柄(のだめの真澄ちゃんはすごかった)だし、小栗旬も、両方の鼻の穴から鼻水を流しての熱演。
この人のシェイクスピアの舞台をみてみたいものです。

 ユースケサンタマリアもはまっていましたし、香川照之がすごいのは
今更いうまでもありません。

 笑って、ちょっとドキドキして、ほろっとする・・。ていうと
新喜劇みたいですが、役者力が凝縮した快作です。

 オープニングとエンディングも最高です。
 明日からシネマクレール丸の内で上映。
 これは、観てがっかりする人はいないでしょう。
 おもしろいです。ぜひ。

 
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2007年07月16日

ダイハード4.0

 ダイハードでした。

 マクレーンは確実に途中28回は死んでいます。
でも生きてる。まさに、ダイハード!

今回は大規模サイバーテロということで、ここまで大規模なのは
難しくても、これに近いことが起きるとおそろしいな、という
気がしました。

 アクションもシリーズことに、エスカレート。
爆発しまくってます。
 
 しかし、毎回思うのですが、犯人の一味はあの軍隊並みの装備を
一体どこから調達しているのか。
 そんな準備するお金があったら、大変な思いをしてお金盗まなくてもいいのでは・・・?


 まあ、そんなくだらない疑問はアクション映画に必要ないことは
わかっていますが、つっこみをいれるのもまた楽しみの一つということで。

 しかし、世界一ついてない男マクレーンも、中年をとおりこして
すでに初老。メタボリック気味な体にむち打っている姿が
けなげです。ブルース大丈夫か。
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2007年07月13日

舞妓Haaaan!

 クドカンのオリジナル脚本の最新作。映画もドラマも原作物が多い中、(原作物が悪いわけではありません)がんばってます。

 修学旅行で京都に来ていらい、舞妓の魅力にとりつかれた男、
鬼塚。舞妓の写真を撮影し、ホームページをつくるも、東京の食品会社の一サラリーマンの彼は、あこがれの御茶屋遊びは
したことがない。そんな鬼塚に京都転勤という転機が。
 あっさり同僚の彼女富士子を捨て、京都へ。御茶屋遊びをしたい
一心で業務に邁進。念願の御茶屋通いがはじまるが・・・。


 おもしろかったです。声だして笑っちゃった。
ちょっとした台詞とか、テンポのある映像も楽しかった。
でも、阿部サダヲのハイテンションを2時間見続けるのはちょっとしんどかったかな。やっぱり主演よりスパイス的な役割の
方がいいような。彼以外にはできない役だとは思いますが。

 ライバル役の堤真一、久しぶりにみたけど、かっこよかったぁぁ。
 柴咲コウの、舞妓姿、似合ってないところがよい!
 日本沈没のレスキュー隊のスタイルははまってたなぁ。

 そして、やはり、伊東四郎がでると、面白味と重みが加わわるのが
すばらしいです。吉行和子もさすがの存在感。

 真矢みきは久しぶりに脚をあげて楽しそうに踊っていました。
最近美しくもいい味でてて、好きです。

 舞妓さんの衣装の美しさも楽しめます。

 ちょい役で北村一輝や山田孝之がでてたのでちょっとびっくり。
阿部サダヲ主演!山田孝之最後の10分って・・・!ぜいたく。

 植木等さんも少しでてます。ご冥福をお祈りします。
posted by たへ at 23:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

プレステージ

 電灯がともりはじめ、奇術が科学にとってかわろうとしていた
19世紀末。若きイリュージョニスト、アンジャーとボーデンは、
競いあいながらもお互いを尊敬し、技を高めあっていた。
 しかし、ある日アンジャーの妻が水槽脱出マジック中に事故死。
原因はほどけるはずの縄がとけなかったこと。その結び目を作ったのはボーデンだったことから、2人の確執がはじまる。

 お互いのステージを妨害し、憎しみを深めるふたり。
そんな中、ステージの最中、アンジャーが水槽に落ちて溺死。
容疑者として逮捕されたのは、ボーデンだった・・・・。

 アンジャーの死の真相、またボーデンの抱える秘密とは?
 



 マジシャン同士の対決、そして、片方がステージの最中に亡くなる。容疑者はライバルマジシャン、ということで、華麗なトリックや、謎解きが楽しめるのかな、と思っていたんですが。


 そのオチは・・・・あかんでしょ。

 映画の冒頭に監督からの「この映画のラストは絶対に
誰にも言わないでください」というメッセージがでてきますが、
正直、特に人にいいたくてたまらんようなオチでもなかったですぅ。

 「そう来たか!」というだまされる気持ちよさも感じられず。
なんか、人がいっぱい死んじゃったな、という後味の悪さ。
爽快感のない映画でした。

 といいいつつ、そこそこはおもしろいんですよね。

 一番びっくりしたのは、デビッド=ボウイが普通に出演してたこと。
posted by たへ at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月16日

しゃべれどもしゃべれども

 見た後、心地よい気持ちになれる良い映画ではないかと
思います。

 古典落語を愛するものの、お客の反応は今ひとつ、師匠にもお小言を
もらってばかり。壁にぶつかる落語家三つ葉が、ひょんなことから
素人に落語を教えることになる。集まったのは、転校先で関西弁をからかわれる小学生、仏頂面の無口な美人、口べたで解説ができない元プロ野球選手。今のままの自分をなんとかしたい4人が集まって・・・。


 東京の下町の情緒や寄席の雰囲気も楽しく、役者さんもなかなか
よいです。

 落語の師匠役の伊東四朗の着物に帽子姿が粋。
上品でさっぱりしたお祖母さんを演じる八千草薫さん、素敵だ。

 「しゃべれども しゃべれども」
このタイトルに、なんとも味があります。
本当に、仕事でも普段の生活でも、しゃべれども しゃべれとも・・。
この後につづく言葉をいろいろと考えさせられました。

 見終わると着物をきておそばが食べたくなります。
 その日のうちに実行。えへ。
posted by たへ at 22:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月04日

パイレーツオブカリビアン ワールドエンド

 ぜひ大きなスクリーンの映画館でみてください。画面が小さいと何の意味もない映画、かな。スパイダーマンもそうですけど。

 途中、なんかスジがよくわからなくなりましたが、ストーリーは
あってないようなものだった、と思い直すと楽しめます。

 ジョニーーデップ大好きですし。
クスッと笑えるところも随所にあります。

 1作目のあっけらかんとした海賊チャンバラが一番楽しかったですが、ちょっと無理にストーリーを膨らませた結果、暗くなっちゃった
ような気がします。

 オチその他、「それで、ええんかいな!?」といいたくなる
つっこみどころ満載。


 それにしても、ヒロイン、エリザベス役のキーラ=ナイトレイ、
全然胸がない。パイレーツなのに・・。
あれぢゃ、「だっちゅ〜の黒ハート」できないよ。
 古っ!
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2007年03月26日

さくらん

 ちょっと前ですが「さくらん」みました。

 内容が特に深い!というわけではありませんが、私はけっこう好きな
映画でした。

 とにかく、色がきれい。蜷川実花監督が、いい意味でやりたい放題。
特に、赤、紅、朱。あかい色に酔えます。

 遊廓の中でいきる花魁の象徴として何度もでてきた金魚に、
青地さんの映像を思い出してました。

 あかは、やはり、いのち、血の色ですね。

着物のデザインもかっこよかった〜。
 土屋アンナも魅力的でした。

 豪華な刺繍の打ち掛けをまとうと、ちょっと
「下妻物語」の田舎ヤンキーの特攻服みたいだったけど。

 ガールズムービーとしては、マリーアントワネットより
ずっとよかったです。私は。

 一つ気が付いたこと。
「てめぇ」とか「あちき」という言葉遣いをすると、
 土屋アンナの声は、お笑いのマチャマチャに、そっくり!
 映画館で目を閉じてください。
 きっと、まぶたの裏にマチャマチャの姿が・・・。


 
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2007年03月20日

鉄コン筋クリート

 私の中の大切な映画が一つ増えました。
最近観たものが、鉄コンでふっとんでいってしまった。

 誰でもにおすすめ、という映画ではないけれど
私は、とてもよかった。
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2007年01月12日

エラゴン

 ファンタジー好きなので、そこそこ期待していったんですが、

 私の印象では
  
 えっと、全体的にうす〜い映画でした。

 ストーリー、キャラクター、すべてが中途半端・・。
 
 大好きなジェレミー=アイアンズがでてたのはうれしかったです。
 
 ドラゴンが飛ぶ映像は爽快感がありました。

 レイトショー1200円が私の払えるお金の限界。
 
 みて腹がたつほどひどいことはありません。

 つくづく、ファンタジーは絵空事ではだめ。ていねいに世界観やキャラクタ ーをつくりあげるのはもちろん、何か人間の普遍的なものに
 訴えるテーマがないと、ファンタジーの上澄みだけすくったような
 うすーいものになるんだな、と感じました。
 
 ラスボスは倒さなかったから、続編あるんだろうな・・。
 う〜ん。

 私はたいして期待してなかった大奥のほうが好き。
 杉田かおる、存外、奥女中姿がにあっていたよ。
posted by たへ at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

王の男

 かなり期待していた映画。期待を裏切らない映画でした。

 王の心を虜にする美青年、その相棒はもちろん、
孤独に心をむしばまれた狂った王様を演じた俳優さんがすばらしかったです。

 テンポがあって、切ない、ある意味では幸せな結末ともいえる
映画です。

 私はかなり好き。

 ああ、アジアンビューティ。 
posted by たへ at 22:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月03日

キンキーブーツ

 ほんとに、すごく、いい映画です。

男子も女子もその他も是非みてください。

 キンキーブーツって変換すると、近畿ーブーツってでた・・・。
posted by たへ at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

トンマッコルへようこそ


 やるせなくも、せつなくも、うつくしい、映画でした。


 朝鮮戦争まっただ中。ものすごい山奥に、トンマッコルという小さな
村があった。昔ながらの暮らしをするトンマッコルは山奥すぎて、村人は同じ民族同士で戦争をしていることも知らず、平和に暮らしていた。
 そこに、北の兵士と南の兵士、南に肩入れする連合軍のアメリカ兵が
迷い込んできた。互いに、警戒し、反目しあう兵士たち。いつも通りに暮らす
村人。しだいに兵士たちも、かわりはじめ・・。


 
 この物語がのラストが、悲劇なのか、ある意味では幸せな結末なのか、
ちょっと判断がつきません。
 暴力というものは、攻撃するためと、大事なものを守るためと、使い方は
大きくわけると2種類あるようにおもいます。
 この映画にも両方の暴力が描かれています。
 
 でも、種類がちがっても、使うと、お互い大きな傷手を負うことに違いはなく、まあ、あんまりいいことにはなりません。

 では、何もかも受け入れて、常に笑顔で両手をあげていられるか、というと
それもむづかしい。

 なかなか、答えはでません。

 この映画に悪ものは、でてこない。
 なのに、なんでこんなことに。
 きっと現実の戦もそうなのかもしれません。

 いい映画でした。 

 それにしても、北の将校役の俳優さんは男前だった・・。
posted by たへ at 00:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月02日

ナチョリブレ

 試写会でみてきました。

 貧しい修道院の孤児院で調理係をする落ちこぼれ神父のイグナチオ。

 レスラーに憧れる彼は、覆面をして試合に出場。子ども達のおいしい食事を
だすために。恋する尼僧にいいとこみせるために。自分自身の誇りのために・。

 ジャック=ブラック演じるイグナチオは、美醜を超えた?愛嬌があって
よかったですが、映画全体は、ちょっとおおざっぱな印象でした。

 コメディだけど、ほろりとさせる話だと思うんですが、ちょっと中途
半端だったかなぁ。
 
 ジャック=ブラックだし、もっと、はっちゃけてほしかったです。

 みて、腹はたちません。

 そして、なんといってもイグナチオが恋する尼僧役の女優さんが美しい!
 ラテンのハセキョーといった感じで、濃すぎず薄すぎず。
 あんな美女尼僧が男ばっかの修道院に来ることが罪・・・。

 イグナチオって、変換したら、最初は「伊具那智雄」ってでてきた。
 すっごい強そう・・・!
posted by たへ at 23:50| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

フラガール

 予告編ですでに泣きそうになっていたフラガール。やはり泣いてしまいました。全米が泣いた!とか、ではほとんど泣けないんですが。

 昭和40年代の福島県。かつて栄えた炭鉱の町は石油の時代をむかえ、
つぎつぎと閉山。炭鉱で働く人たちも解雇されていった。会社が雇用対策の
一環として打ち出したのが、東北にハワイをイメージしたテーマパークを作ること。目玉として地元の娘たちによるハワイアンダンスのショーを企画した。
 炭鉱娘たちに、ダンスを教えに東京からやってきたのは、借金まみれの元トップダンサーまどか。周囲の反対を乗り越えて、練習を重ねるうちに娘たち、まどかも、そして、周囲の人々もかわっていく・・。

 ただのサクセス青春ものではなく、どうしようもない現実の中で、もがく
人々の姿が胸をうつ映画でした。

 とにかくダンス教師役の松雪泰子のポリネシアンダンスの美しさには、息をのみます。
 練習を重ねた炭鉱娘たちの魂のステージも圧巻。役者さんたちも本気で
練習したことのわかる熱気でした。

 すごいのがこれが実話に基づいてつくられた映画で、ハワイアンセンターは名前を変えて今も東北の人気スポットであること。

 東京からきたダンスの先生は今も、福島の地で生徒を教えているということです。

 

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2006年09月23日

Xメン ファイナルディシジョン

 Xメンのシリーズはわりと好きです。
それぞれ違う能力をもった仲間が、協力して敵に立ち向かう、という
設定が、サイボーグ009を思わせるからかもしれません。
 もちろん、009のほうがおもしろいし、深いですけど。

 3部作のなかでは、2がいちばんおもしろかったです。
今回の、ファイナルは、まあ、こんなところかな、といった終わり方でした。

 印象的なのは、1作目からどんどんハル=ベリーがあかぬけていくこと。
もはや、女神?な美しさです。

 そして、サーの称号をものともせず、変なヘルメットつけて悪役
マグニートーを熱演するイアン=マッケランサマ、おステキ。

 それにしても、人並みはずれた能力をもつミュータントと人間の
相克を描いた作品では、竹宮恵子の「地球へ〜(テラへ)」に勝るものは
ない、のでは。物語の深さや、登場人物の陰影、どれをとっても
少女漫画、というジャンルを超えた名作です。

 Xメンをみたあと、「テラへ、はやっぱりおもしろかったなぁ」と
無性に読み返したくなりました。

 そういえば、インタビュー ウィズ バンパイヤみたあとには
「ポーの一族」の素晴らしさを再認識したし・・。

 日本の漫画はすごいです。
posted by たへ at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

ゆれる

 東京でカメラマンとして成功したイケメンの弟と、郷里で家業をついだ
温厚だが、冴えない兄。幼馴染の女性の死をきっかけに、いままで見えなかった
兄弟の仮面がはがれていく・・。

 派手な映画ではないですが、見ごたえありです。
「ゆれる」というタイトルは、舞台になる渓谷のつりばしのゆれはもちろん、
登場人物それぞれの、心のゆれ、ゆらぎもあらわしているのでしょう。

 見ているほうの気持ちもゆれる、でした。

 オダギリジョーはもちろん、よいんですが、兄役の香川照之!
すごすぎる!リアルすぎて怖い演技です。

 西川美和監督のデビュー作「蛇イチゴ」もクレールでやるのでみたくなりました。
posted by たへ at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

狩人と犬、最後の旅

 ロッキー山脈で、そりをひく犬たちとともに生きる狩人のノーマン。
 
 実在の「最後の狩人」本人が出演しています。

 あまりに自然なノーマンや、犬たちの様子に映画なのか、ドキュメンタリーなのか、わからなくなりました。


 時々、ノーマンと犬との感動物語、のように紹介されていますが、そういう映画ではありません。
 
 ちんけなお涙ちょうだい動物映画などでは、決してない、もっと
大きな、自然、動物、人とのかかわり、命のつながりを描いた映画だと
思います。

 確かにノーマンは犬たちを大切におもっていますが、決してべたべた
かわいがっているわけではない、あくまでも、人間と犬、生活のパートナー
として、共に生きていました。

 妙に動物を擬人化したり、かってな人間の思い入れを(例えば、イルカは
人にやさしい動物とか、)動物に投影したりする映画がおおい中、
 人は人、犬は犬、熊は熊。それ以上でも以下でもない、という潔さが
好ましかったです。

 印象的なノーマンの言葉
「むやみに(自然を)崇めることはない、自分も自然の一部だから。」

 美しさと恐ろしさを見せつける、自然の映像が圧倒的です。

 ぜひ。
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スーパーマン リターンズ

 まさしく、スーパーマン リターンズ!

 だんだんしょぼくなって、しまいにはスーパーマンのいとことか
いうスーパーガール、まで登場していましたが、
 さっそうとした、かっこいい、
 これぞスーパーマン!がかえってきました。
 元祖スーパーマンの故クリストファー=リーブさんがみたら
喜ばれたでしょう。

 しかも記憶の中のスーパーマンよりパワーアップしてるような。
目からビームとかでてたっけ?

 もちろん、最新の映像で、迫力だけでなくロマンテック度も著しくアップ
しています。

 夕暮れ時、愛するロイスの家の上空に、そっと浮かんでいる場面は
かなり美しいです。
 つい、家の中を透視してしまっているのも許せる・・。

 前シリーズにでてきたセリフや、お約束の飛行ポーズなど、
 監督がスーパーマンシリーズの大ファンというのが、よくわかる
愛情あふれる作品で、楽しめました。

 スーパーマンが、宇宙から、地球を見下ろして、地上の様々な声を
じっと、聴いているシーンが印象的。

 遥かな高みから、地上をみている孤独な神の姿のようで
 なるほど、一神教の産んだヒーローなんだな、と感じました。

 ちょっと、びっくりのおち?もあり。
これから観ようという人は読まないでくださいね。





 いったい、いつのまに、ロイスとの間に子供が???

 まさか、一緒に抱き合って空を飛んだだけで地球の女性はみごもるの?!

 恐るべし!クリプトン星人!
 


 
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2006年08月17日

かもめ食堂

 念願の「かもめ食堂」を昨日みました。満席つづきで2回はいれなかった
ので、よけいに期待も大きかった作品です。

 期待以上の素敵な映画で大満足。かなり声だして笑ってしまった。

 フィンランド、ヘルシンキの街角に「かもめ食堂」という小さな食堂
(あくまで、食堂、レストランにあらず)が開店する。

 主は日本女性サチエ。主力商品はおにぎり。当然というか、なかなか
お客は来ず、日々が過ぎる。それでも「まじめにやってれば、必ずなんとかなる」と、淡々とコップを磨き、テーブルをふき、市場にいくサチエ。

 ふとしたことで、旅行中のミドリ、マサコもかもめ食堂を手伝うことに。
最初は日本かぶれの青年トンミ一人だったお客も、しだいに増えて・・・。



 ストーリーをかくと、なんてことないんですが、なんてことないのに
全然たいくつじゃない、のは、脚本、映像、役者のすべてが過不足なく
自分の仕事をしているからでしょうか。

 小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ。すばらしい女優さんです。
 オールフィンランドロケの映像も、空気の色まで映し出していた、
自分もフィンランドの空気を吸っているようでした。

 大きな事件もおこらない、がつんとしたメッセージがあるわけでもない。
なのに、見た後、心に穏やかな明かりが灯ります。

 生きてると誰もがいろいろあるけれど、それでも日常をつむいでいく
んだな。まっとうに、当たり前に生きるのは、素敵だな。

そんな気持ちになりました。

 さりげなく、気になる台詞がでてきますが、どの言葉が心に響くかは
見る人によって、それぞれ。

 ちょうどいい余白のある映画です。


 そして、見た後、むしょうに、おにぎり、シナモンロール、おいしいコーヒーが欲しくなりますよ。

 私は帰っておにぎりをつくりました・・。

 シネマクレール丸の内で明日まで。まだの方はぜひ。

 


posted by たへ at 22:44| Comment(6) | TrackBack(5) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月06日

ゲド戦記

 宮崎アニメは世界の宝だと常々思っている私。
 
 今回ゲド戦記をみて、改めて宮崎駿という人は、唯一無二の存在だな、
と思いました。

 初監督の作品がゲド戦記、というのはたいへんなこと。
父親と比べられるのを承知で、望んだ吾郎監督の挑戦はすばらしいと思いますし、世界は、光対影、善対悪、という単純な二元論では語れないという原作や、ジブリの世界観は、きちんと伝わってきました。

 が

いかんせん、指輪やナルニアと並んで3大ファンタジーといわれるゲド戦記
を、2時間にするのは、無理があったようです。

 全体にメリハリがなく、映画としては、消化不良。

原作の様々なところにちりばめられているのであろうメッセージを
2時間の作品に盛り込んだため、やや、説教くさくなってしまった感が
ありました。

 でも、宮崎作品に必ずといっていいほどでてくる印象的で大切な場面「人と一緒に物を食べる」シーンは今回もありました。

 そして、空や風の色をうつしだせるのはジブリだけだ、と改めて
感じた作品でした。

 負けず嫌いの駿父さんが次回作にとりかかる、という話もあるらしい
ので、親子ともども今後に期待したいです。

   
posted by たへ at 23:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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